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結婚式のフォトブック自作は“節約”となるか?

結婚式のフォトブック自作は“節約”となるか?

現在では、個人の趣味としてフォトブックを自作できる様々な商品があります。無線綴じができるとじ太くんや、リング製本ができる用紙やグッズもあります。確かに個人でフォトブックを作ることができるとしたら

  • 『とても気軽じゃん!』
  • 『思い通りのフォトブックを作ることができる!』

と思いますよね?でも、制作にかかるコストはどれくらいかかるのでしょうか?そして、本当に『簡単に』制作することはできるのでしょうか?

自作フォトブックにかかるコストは?

インク代とプリンタの種類

一般的に、フルカラーのレーザープリンタがある家庭は少ないと思います。話題としてレーザープリンタを持ち出したのは、フルカラー印刷を考えた場合は一般的にレーザープリンタの方がコスト面で安くなるからです(レーザープリンタがあったとしても高画質な印刷が可能かどうかは別問題となりますが)。

普通は、汎用のインクジェットプリンタしかない家庭が一般的だと思います。でしたら、まずはお手持ちのプリンタで印刷するとなるとコスト(インク代)はいくらかかるかわかりますか?各プリンタメーカーHPでは、おおよその印刷コストを紹介されています。表記としては『ランニングコスト』と呼ばれるものがそれにあたりますので、一度確認してみることをお勧めします。

インク代についてですが、替え用のインク、1本あたりけっこうしますよね?最近では純正ではなく代替インクも好まれていますが、私の経験上、代替インクで満足いく結果が得られた試しはありません(色がおかしい、インクがにじむ、など)。

印刷用紙の種類

次に用紙の問題があります。結婚式のフォトブックを作りたいと思ったら、ページ数では20~30枚ほどになると思いますが、どんな用紙を使うか、その用紙代はいくらかわかりますか?

用紙については、両面印刷か片面印刷か、光沢系の写真用紙かマット紙か、また、同じ種類の光沢系でも高画質印刷が可能な高品質紙というものもあります。また、光沢系写真用紙は一般的には片面印刷となりますが、割高にはなりますが他者性の両面対応のインクジェット用紙も販売されています。

インクジェット写真用紙を探す

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両面印刷可能な写真用紙を探す

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私見となりますが、インク代、用紙代を考えただけでも、ページ数が多くなるほど私は業者に頼んだ方がフォトブックの制作はお得になると思います。それは、↓で紹介するように制作ソフトと制作の手間がかかることも理由となります。

フォトブックを制作するためのソフトは?

フォトブックを制作するならば、パソコンとソフトが必要になります。1ページに数枚の写真をレイアウトし、さらに写真集としてページ編集ができるソフトが何かと考えると、簡単なのはワードとなります。ただし、ワードはあくまで文書作成を目的としたソフトであるため、単に画像を羅列しただけのフォトブックを制作するならともかく、デザイン性のあるフォトブックを制作するのには必ずしも向いているとはいえません。また、画質の問題もあるのですが、それはワードのバージョンによって異なってくる話でもありますので、あえてここでは触れないことにします。

さて、写真集が制作できるソフトを購入するとなると、私の調べでは最安値で3,000円台で購入できます。

アルバム制作ソフトの定番『誰でもできるアルバム印刷』

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『4,000円前後で購入できるのなら安いのでは?』と思われるかもしれませんが、↑の『自作フォトブックにかかるコストは?』を思い出してください。紙代、インク代、そしてソフトの購入代・・・。たぶん、この時点で高品質なフォトブックが1~2冊は注文できてしまいます。

製本するための機器

さらに、フォトブックの制作に欠かせない製本機と製本に必要な商品を揃えなければいけません。ある程度の製本ができる商品(A4以上のサイズも制作可能なもの)を揃えようとすると、それだけで、5,000~10,000円ほどかかってしまいます。ここまで来ると、高品質なフォトブックがもう2冊ほど制作できることになります。

フォトブック制作にかかる手間

ソフトを購入したとして、今度はその操作手順をある程度の時間をかけて覚え、使いこなすことができれば、デザイン上は満足のいくフォトブックが制作できるかもしれません。ですが、実際に製本するまでには印刷ミスも何回かすることになるでしょうし、そうなると、インク代、紙代、場合によっては製本グッズも「実験」で消費することとなります。結果として、時間と手間、消耗品がかさんでくることになります。

出来上がったフォトブックの品質は?

忘れてならないのは、最終出力を家庭用のインクジェットプリンタで行うのならば、そのフォトブックは間違いなく「水に弱い」ものとなります。水に弱いという事は、場合によってはページをめくる指先が汗や水仕事でぬれていた場合、水分量によってはそれだけで「にじみ」の原因となります。また、一般的な写真用紙を使用するのであれば両面印刷はできず、片面印刷となるため、片面印刷に準じた製本しか行うことができません。

結論

以上の点から、多少コストがかかったとしても、フォトブックは信頼できる業者に注文した方が結果として良いものができ、安上がりになると思われます。

趣味として製本を愉しむのであればもちろん機材を揃えて作っていただく価値はあります。ただ、結婚式の思い出をフォトブックとしてキレイな、素敵な形で、しかも耐久性のあるもので残したいということであれば、ウェディングペーパーアイテムを制作・販売している私の意見としては、フォトブック制作サービスに注文するのが最も手っ取り早く、かつ節約にもつながるのではないかと思います。

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