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結婚式のフォトブック制作で失敗しない5つの前知識

結婚式のフォトブック制作で失敗しない5つの前知識

結婚式の思い出を素敵なフォトブックとして残すため、フォトブック制作に関して知っておくべき注意点がいくつかあります。フォトブックを自作するか、フォトブック制作サービスに注文するかを問わず、失敗しないフォトブック制作の5つの知識をご紹介します。

1.写真はあらかじめ整理しておく

1つのフォルダにまとめる

使用する写真を前もって一つのフォルダにまとめておくと、編集作業がはかどり大変便利です。逆にフォルダがばらばらに別フォルダに収納されていたりすると、読み込むたびに別フォルダを参照しなければならず、ストレスがたまってしまいます。

ただ、すべての写真を一つのフォルダに入れる、というわけではありません。例えば『ウェディング』フォルダを作ったら、その中に『カメラマン』『〇〇さん撮影』といった具合に結婚式専用フォルダの中で必要に応じてフォルダ分けをすると便利です。

必要に応じてファイル名を変更する

専用ソフトを使用して編集を行う場合、たいていはソフトが撮影日時を認識して読み込んだ写真を順番に並べてくれる機能がついていると思います。ただ、PC上で一覧表示する場合などは、デフォルトではファイル名の順番に表示されていると思います。そういった場合、必要に応じて写真データのファイル名を変更しておくと便利です。

変更するファイル名ですが、私の場合は『年月日+時間』を使用しています。例えば『2017-06-24 12.13.14(2017年6月24日12時13分14秒』といった具合です。

写真の向きを整えておく

当たり前のことかもしれませんが、写真の向きをちゃんとした向きに整えておくと閲覧が楽になり、写真選びもはかどります。カメラを縦にして撮影しても、データ上は横に認識されてしまいますので、こういった作業もめんどうくさがらず行っておくと後から楽になりますよ!

2.無線綴じ=見開きページに注意する!

無線綴じとは何か?

まず、無線綴じについて知る必要があります。無線綴じとは、現在フォトブック制作サービスにおいて最も多く採用されている製本方法で、糸や針金を使わないで、本の背を糊で固めて綴じることを言います。個人でも製本が可能な『とじ太くん』などの製本機器を利用した製本も無線綴じにあたります。無線綴じは、業者(=制作サイド)から言えば経済的で丈夫で長持ちする製本方法なのですが、デメリットとして見開きページではページの見開き中央部分(業界用語では「のど」と言います)が見にくくなることが挙げられます。

マイブックの綴じ方:無線綴じ

無線綴じのフォトブックの見開きページで失敗した例

無線綴じの特徴を知らずに見開きページ全体にまたがる写真を配置すると、↓のように失敗してしまいます。1枚目は、見開き中央部分が隠れてしまい、風景が切られたようになってしまった例です。

無線綴じフォトブックで見開き中央部分が切れてしまった風景写真

風景写真ならばそれほど気にならない場合もありますが、↓はもっと致命的で、テキストを見開き中央にぎりぎりに入れてしまったため、文字が切れてしまった例です。

無線綴じの見開きでテキストが隠れてしまった

見開きページ全体に写真を配置するには?

無線綴じの特徴を考慮した上で見開きページ全体にわたる写真をレイアウトするには、〝ずれてもいい写真”もしくは〝ずれをあらかじめ計算した写真”を選ぶ必要があります。つまり

  • 中央部分が隠れて見えなくても良い写真を選ぶ
  • 配置する際に隠れてもいい部分が中央に来るように配置する

ということになります。

具体的には、中央部分に個人の顔が配置されてしまう場合には左右どちらかにずらしたり、写真の拡大・縮小で調節することが必要となります。

3.フォトブックは有名で実績の業者に注文する

安かろう、悪かろうという言葉は今でも耳にしますが、安いフォトブックの業者にいい業者はいません。特にフォトブックは1点ものであったり、ご贈答用に一度に数冊を注文したりするので失敗するとショックが大きくなりますし、一度注文してしまえば同じ商品を注文することが無い商品のため、他の商品との比較も簡単ではありません。そのため、フォトブックの業者選びは特に慎重に行う必要があります。

私はウェディングアイテム(主にペーパーアイテム)の制作に携わっているため、印刷品質には一定のこだわりと基準があります。

以前、結婚した友人に「二次会会場で有料オプションとして二次会フォトブックを制作してもらったから」ということで見せてもらったのですが、印刷品質が実に粗い!いったいどんな業者に頼んだのか・・・。経費削減のため安い業者に頼んだのかどうかはわかりませんが、正直とても残念なフォトブックでした。

この例ではそもそも選択肢が無いためどうすることもできませんが、結婚式に節約志向は必要であるとしても、多少高くてもフォトブックの品質には気を付けたいものです。ウェディングアイテムリサーチでは、品質が確かなフォトブック制作サービスを紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてください(ウェディングの人気フォトブックランキング)。

4.納品時期に注意!

贈答用のフォトブックを業者に依頼する場合、特に急いでいるときには納品時期に注意が必要です。注文から納品までの日数をあらかじめ確認しておかないと、例えば『○○日までには届けたい!』と思っていても難しい場合があります。注文してから何日で納品可能なのかは事前に確認する必要があるのはもちろん、ページ枚数がおおくなればなるほど編集作業や写真選びにも時間がかかってしまいます。

焦っても満足のいくフォトブックは作れませんので、フォトブック制作はゆとりを持って行いましょう。

5.フォトブックは自作しても節約にはならない

フォトブックを自作することができれば、安くていいフォトブックが制作できるのではないか・・・そのように考えている方には申し訳ありませんが、高品質なフォトブックを安く作るには、業者に注文するのが一番です。詳細は、フォトブック自作は節約となるか?をご覧ください。

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